マレーシアの民族について

日本は、大部分が大和民族によって構成されています。しかし、マレーシアの場合は、歴史的に多くの移民が定住した経緯があるので、非常に複雑な民族構成となっております。

マレーシアは、もともと交易によって国家が成り立っていたので、来航者や移民を積極的に受け入れておりました。移民や来航者を受け入れる風潮は、西洋諸国が大航海時代以後に統治をはじめるようになっても、続きました。特に、19世紀以後、イギリスはマレーシアの植民地支配の統治者として君臨しましたが、イギリス植民地時代には多くの外国人移民を受け入れたことで有名です。イギリスは、マレーシアに於ける鉱物資源を開発するために、「華僑」「華人」と呼ばれる中国系移民や「印僑」と呼ばれるインド系移民を積極的に受け入れておりました。その結果、マレーシアが独立する時期までに、中国系移民の人口がマレー人を凌ぐようになりました。マレーシアはそのような状況でマレー人優遇政策を実施したために、中国系移民の不況を買い、シンガポールの独立を惹起しました。

マレーシアは、シンガポールが独立した現在も、多民族国家として知られています。マレー系住民が65パーセント、中国系住民が35パーセント、インド系住民が8パーセントの比率で存在し、影響力を持っております。これ等の住民は、混血も多いので、非常に複雑です。