マレーシアの言語について

マレーシアは、民族構成が極めて複雑な多民族国家として知られております。マレー系住民が65パーセント、中国系住民が24パーセント、インド系住民が8パーセントという構成です。このようにマレーシアの民族構成は非常に複雑なので、国内では様々な言語が使用されています。

マレーシアの公用語は、マレー語となっております。対岸のインドネシア語は、もともとマレー語の一方言だったので相互に意思疎通は可能です。国際的にも比較的影響力の大きな言語だといえるでしょう。マレーシアの公用語はマレー語ですが、イギリス植民地だった歴史的経緯があるので、英語も準公用語として、非常に高い地位を有しております。民族構成が多様なマレーシアでは、マレー語とならんで、英語も共通語として用いられることが多いです。また、中国語やタミル語もマレーシアでは有力な言語の一つとなっております。

小中学校では、民族別にマレー語、中国語、タミル語を用いる学校があります。いずれの学校でもマレー語と英語は必修とされるので、中国語やタミル語の政治的な強さは、英語やマレー語には及びません。ただ、中国の経済発展の影響もあって、近年ではビジネスの場で中国語が重要視されていたりします。中国系移民にはさまざまな方言話者がいますが、学校教育の場では北京語が用いられます。インド系移民の多くが南部出身なので、インド系移民に対しては、インド南部の言語タミル語が用いられます。